世界一周トラベリングソング。

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ダーの村散策

荷物を降ろして小さな小さなダーの村を歩く。

ダーは、幹線道路の脇にある未舗装の細い道を中心にしたとても小さな村。その道も、中心部(といっても、本当に小さな集落だけど)まで行くと、丘の斜面のような場所であるためか、どこをどう通っていいかわからなくなるようなごちゃごちゃした作りになっている。
家々はみな古く、ところどころがれきがころがっている。こう言ってはなんだが、ちょっとだけ不気味だった。
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小さな子供が手招きしてきたので、着いていったら彼の家はゲストハウスだった。中をのぞかせてもらったが、しばらく誰も泊まっていなような雰囲気。それに、家畜かなんかのにおいがかなりきつい。
子供の母親は、なんだかとても熱心に私を泊めたがる。うまく断れなくなって「今日はもう別のゲストハウスにいるから、明日また来る」と告げると、母親は強引に私の手をとり、「絶対ね、ユー、約束。」などとまたまたすごい勢いで迫ってきた。
なんか、目が笑ってない・・・

あまりの気迫に怖くなって、一目散で逃げ帰った。
外見は雰囲気があったんだけど、人間以外の何かが住み着いているような気配が・・・ブルブルブルブル


■花の民
村の中心に引かれた小さな小川で、杏の種を洗っているおばぁさんがいた。
ラダッキーとは異なる民族衣装を着たおばぁさん。細かくみつあみを施した頭の上には、数種類の生花を飾った帽子が。
ああ、これが花の民たる所以なのね!

生花のほかに、コインやほおずきなどもとりつけて、何やらとってもにぎやかだった。
これらの生花は、畑の隅で栽培されている。頭に飾る花を庭で育てるなんて、ちょっと素敵。
よく観察していると、夕方には枯れた生花の残骸が道端にペシャっと捨てられていたりした。

言ってみれば、生きた世界遺産。
ダーの人はラダッキーほどフレンドリーではないけれど、おばぁちゃん方は愛想が良かった。写真をお願いしたら、心ばかりのお礼を忘れずに。

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ピャンのお祭りの露店で見つけた絵。

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レーのバザールにいたおじいさん。どちらもほおずきを飾っている。
おじいさんの帽子は、ほおずきのほかに針を刺したりするのだそう。針の数=お友達の数なんだって。

しかしこういった伝統を日常的に維持しているのは老人のみで、若者は帽子も生花も民族衣装も何も身に着けていなかった。
日本の女の子が現代に至っても浴衣を好んで着ているように、ダーの若い子たちにとっても、伝統をいつまでも素敵なものと捉えていてくれたらいいのにな、と思った。


■あんず・杏・アプリコット・そして杏仁
杏にまつわる発見。
生あんずを生まれて初めて食べた。これがアプリコットジャムの原型かー。ももとびわとうめがまざったような食感。甘すぎず、わずかに渋みが残り、野性的な味。
そして皆さん、ご存知でした?杏仁豆腐のもとは杏だったのですよ!!実際割ってなめて確信しました。杏仁ー!!
干した杏の種は、杏仁の粉にしたら相当いい現金収入になるはず。そりゃぁ柵のひとつやふたつ作りたくなるって。

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本当に何にもない村だが、こうしてただ歩きながら、食べたくなったら横の木に手を伸ばしあんずを採ったり、ちょっとつぶして中身を調べてみたり、しぶいだの虫が入ってるだのきゃっきゃ騒いでいること自体が素敵。
まるで園児に戻ったかのように。
相方も、あんずを採って食べたこと自体が素敵な経験だと言っていた。


■静かな静かなダーの夜

結局私たちのあと、欧米からの中年パッカーが3組ほどばらばらにやって来たらしい。
ゲストハウスが用意してくれたシンプルな夕食を皆で囲む。
繊維がひとつだけ浮いていたチキンスープと、アメイジングマサラテイストなチャーハン。

スティーブンスピルバーグみたいなおじさんが、サバイバルナイフとペットボトルでさくさくっと凝った形のろうそく立てを作ってくれた。かっこええ。
ひとつしかないバスルームを順番に使う。といっても水しか出ないのでシャワーはお預け。おまけに電気もないので、懐中電灯で照らしながら。それでも顔洗えるだけ幸せ。

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ダーの畑。


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崖の脇に作られた村。
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| 2004インド・ラダック | 17:44 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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